医薬品にはそれぞれに多くの種類の番号が付けられています。ここでは一般用医薬品コード(経済課コード)を中心に解説します。
【薬効分類】
日本標準商品分類番号の87の次の3桁が薬効分類番号です。
日本医薬品集の薬効群はこの薬効分類番号にのっとっています。例)循環器官用薬 213(利尿剤)
【一般用医薬品コード】
一般用医薬品に付けられる12桁(アルファベット2字を含む)の数字です。
医薬品の成分、剤形、銘柄等を表しています。例)→ 213 E 00 A 00481
1 2 3 4 51 日本標準商品分類コードの87を除いた数字:薬効(利尿剤)
2 剤型を表す記号です。(E:内用液剤)
3 重複を避けるための一連番号。
4 用途区分を表します。(A:一般用医薬品)
5 同一規格内での、銘柄別に付けられた番号です。
※薬事工業生産動態統計調査で使用する「経済課コード」(医薬品銘柄コード)に、このコードが用いられます。
【統一商品コード】
医薬品のメーカー名、個別コードです。
例) 079 21001 0
1 2 3
1 医薬品メーカーの販売元を表す番号です。
2 個別に決める番号です。
3 誤記入を検索するための番号(チェックディジット)です。
【JAN(Japanese Article Number)コード】
バーコードの下に記載されている番号です。
日本工業規格(JIS)が制定するバーコードで、アメリカやヨーロッパ等各国と互換性のある国際的な規格コードです。
医薬品の場合、統一商品コードの頭に4987をつけたものがJANコードになります。
包装箱等に付いており、このコードを用いて医薬品の出入庫の管理を行うことができます。
例)西瓜糖 4 9 8 7 079210010
1 2 3
1「日本」を表す番号です。
2「医薬品(および関連製品)」を表す番号です。
3「統一商品コード」です。
【承認番号】
承認を受けた物品であることを示す番号です。アルファベッと数字の組み合わせで記載されます。
例) 1 5 0 0 0 A P Z 0 0 4 8 1 0 0 0
1 2 3 4 5 6 7
1 1:昭和 2:平成 を表します。
2 年を表します。
3 承認を受けたところを表します。(00:厚生労働大臣承認)
4 物品の区分を表します。(AP:一般用医薬品)
5 Z:製造 を表します。
6 その年の一連番号を表します。
7 サブ番号。したがってこの例では、「昭和50年の481番目に厚生労働大臣により製造承認を受けた一般用医薬品」です。
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佐藤ライト製薬株式会社
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