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 利尿剤ってどんな種類があるの?



@ ループ利尿薬…

 浮腫の治療で まず処方されるのはこの種のお薬で、フロセミドに代表されます。
 腎臓の尿細管に働き、塩分と水分の再吸収を抑え尿量を増やします。
 強力な利尿作用があります。


A チアジド系(降圧)利尿剤…サイアザイド系とも言う

 この薬もループ利尿薬と同様尿細管での塩分と水分の再吸収を抑制して尿量を増やしますが、
 利尿剤としてより降圧剤として使用されることのほうが多いようです。


B 抗アルドステロン性利尿薬…カリウム保持性利尿薬とも言う

 アルドステロンという抗利尿ホルモンを抑制して尿量を増やすのでこう呼ばれています。
 利尿作用はそう強くありませんが、カリウムを排泄しないのでカリウム保持性利尿薬とも呼ばれ
 他の薬剤と併せて使ったりします。
 ネフローゼ・肝硬変・心不全などから生じる浮腫に対して使われます。


他に

C 炭酸脱水酵素阻害薬
 尿細管でのナトリウム排泄を促進させる。…アセタゾラミド

D 浸透圧利尿薬…マンニトール・グリセリンなどがあります。



以上は医療用の利尿剤について説明しましたが、これら以外にも尿量を増加し、浮腫を
改善する「利尿生薬」があります。
その有効成分・薬理作用は、それぞれ明確にはなっていないものが多いようです。 主に煎剤(せんじ薬、エキス)として用いられています。







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